JR東日本/弥彦線(吉田→弥彦→東三条) 乗車記

2022.3.23


乗車区間  吉田 10:24 → 弥彦 10:32 (228M)
 弥彦 11:49 → 東三条 12:50 (267M/235M)
乗車列車  普通 228M 東三条発、弥彦行き
 普通 267M/235M 弥彦発、東三条行き
車両  JR東日本E129系電車 / A-4編成(2両/新潟車両センター) (228M)
 
JR東日本E129系電車 / A-4編成(2両/新潟車両センター) (267M/235M)

弥彦線・路線図

弥彦線について
 新潟県西蒲原郡弥彦村の弥彦駅から新潟県三条市の東三条駅を結ぶ全長17.4kmのJR東日本の鉄道路線(地方交通線)。私鉄の越後鉄道によりまず弥彦-西吉田(現在の吉田)間が、越後一の宮である彌彦神社への参詣鉄道として1916年に開業した。続いて西吉田-一ノ木戸(現在の東三条)間が1922年から1925年にかけて延伸され、さらに1927年夏には南東の南蒲原郡長沢村の越後長沢までの区間が開業した。いずれは福島県只見町まで路線を延伸する計画の下で建設が進められたが、越後長沢まで開業した同年の秋に国有化され計画は消滅した。
 このうち、通称「弥彦東線」と呼ばれていた東三条-越後長沢間は、乗客が少なく不採算が慢性化していて、特定地方交通線の廃止と同時期に行われた「名無し支線」の整理によって1985年に廃止となった。
 2022年7月、JR東日本は、利用者が少ない線区について、収支状況と営業係数を公表した。対象となったのは、2019年度に輸送密度2,000人未満だった35路線66区間だ。その中に弥彦線の弥彦-吉田間が含まれていて、521人となっている。弥彦線全体では2,249人となっていて、この数字は吾妻線全体とほぼ同じだ。

2022.9.20 作成


 青春18きっぷを利用して新潟方面に1泊2日の乗りつぶしの旅に出かけた時、旅行二日目に未乗車区間のある越後線と全線未乗車の弥彦線に乗車した。旅行初日は豊野(長野)から飯山線に乗車後、柏崎まで移動して宿泊した。
 二日目は、柏崎から吉田まで越後線に乗車して、吉田を定刻 8:06発(実際には 8:10発)の 264M に乗車して弥彦まで往復した。しかし、電車が遅れたため弥彦での滞在時間は2分しか無かった(折り返しも遅れたため実際には5分)。そのため弥彦駅の改札を出ることができなくて駅舎などが撮影できなかったため、その後の計画を変更してもう一度吉田-弥彦間を往復することにした。
 とりあえず、未乗車区間だった越後線の吉田-岩室間を往復して吉田に戻った。吉田では今日三回目の乗り換えを行うが、弥彦行きの列車までは1時間以上の待ち時間がある。この時間を利用して、コンビニで食料を購入することにした。駅周辺には食べ物を調達できそうな店は何もなく、一番近いのは歩いて5分ほどの所にあるセブンイレブンだった。食料を調達して駅に戻り、待合室で食べさせてもらう。

 JR東日本/吉田駅 (越後線/弥彦線 / 新潟県燕市) / 10:24 発車

 軽く食事を済ませて、早めにホームに向かう。乗車する弥彦行き 228M は 10:24発だが、東三条始発で 10:17 には吉田に到着する。列車は定刻に入線して、車内からは多くの乗客が降りてきた。そのため車内は空いていたが、朝方の 264M のようにがらがらではなかった。ぱっと見た感じ、乗客は観光客が多いようだ。

 弥彦線 普通 228M 東三条(9:57)発、弥彦(10:32)行き
 
JR東日本E129系電車 / A-4編成 (2両/新潟車両センター)

 弥彦までは2駅、乗車時間は8分だった。沿線は住宅地だが、田んぼも多く見られる。弥彦駅はJR東日本の関連会社が受託する業務委託駅で、電車の到着時には集札業務を行っていた。
 どうしても見たかった駅舎は、彌彦神社の本殿を模した木造寺社造りで、1916年の開業時に建築されたものだ。門柱や梁などが朱色に塗色され、近年相次いでリニューアルが行われている。そのため古さは感じず、非常によく手入れがされた美しい駅舎だ。計画を変更してわざわざ訪れてよかったと思った。

 JR東日本/弥彦駅(弥彦線/新潟県西蒲原郡弥彦村)/ 10:32 到着(折り返し乗車)11:49 発車

 乗車してきた 228M は折り返し東三条行き 267M になるのだが、発車時間まで1時間17分あった。ちょうど良い機会なので、彌彦神社を訪れることにした。ロープウェイで山頂まで行く時間は無いが、神社参拝だけならちょうど良い時間だった。
 弥彦線下り 267M は東三条行きだが、吉田で33分の停車があり、列車番号も 235M に変わる。先頭車両には14名の乗客を乗せ弥彦を出発した。

 弥彦線 普通 267M/235M 弥彦(11:49)発、東三条(12:50)行き
 
JR東日本E129系電車 / A-4編成 (2両/新潟車両センター)

 次の矢作駅は小さな無人駅だが、駅前は弥彦村矢作地区の住宅街となっていて、役場や学校が集中している。また、近くには彌彦神社の大鳥居があり、電車の中からもその大きな姿はよく見える。この大鳥居は 1982年の上越新幹線開通を記念して奉建されて、高さは約30メートルあるそうだ。

 車窓 / 彌彦神社 大鳥居(矢作→吉田)

 吉田で半分くらいの乗客が降りて車内はがらがらになったが、33分間の停車時間の間にだんだん席が埋まっていった。そして、発車した時には6割くらい座席は埋まっていた。

 吉田駅 / 11:58~12:31

 燕で学生がどっと乗り込んできて、車内はいっぱいになった。上越新幹線の乗換駅の燕三条は無人駅(在来線)で、ワンマン運転では先頭出口から降りなければならないので不便だ。車内アナウンスがあるとはいえ、この仕組みに慣れていない観光客などは戸惑ってしまうだろう。このように混雑していると、大きな荷物を持って後方車両から移動するのは大変だ。

 車窓 / 粟が岳方面の展望(燕三条→北三条)

 燕三条-東三条間は高架化されていて、三条市街地を見渡すことができる。市街地のずっと奥の方には雪で真っ白な山々が広がっている。終点は東三条で、吉田-東三条間を乗車することをもって、今回の未乗車区間の乗りつぶしは終了した。これからは電車を乗り継いで東京への帰路に就く。

 JR東日本/東三条駅 (信越本線/弥彦線 / 新潟県三条市) / 12:50 到着

 2019年の弥彦-吉田間の輸送密度を数字だけで見ると 521人となっているが、越後一の宮である彌彦神社へのアクセスとして重要な鉄道だ。今日も彌彦神社などへの観光客が少なからず乗車していた。彌彦神社への二年参りおよび初詣の期間や、4月の桜の時期、11月の「彌彦神社菊まつり」開催期間には、臨時普通列車や臨時快速列車が運転されている。そのため、観光客(参拝客)集中時にはバスなどではとても対応できないだろう。





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