エアフェスタ浜松 2022

2022年10月22日(土)〜24日(月)

その1/2
航空祭予行
2022.10.22


ルート  11/22(土) 自宅〜(GOLF)〜浜松基地周辺〜(GOLF)〜浜松
 11/23(日) 浜松〜(GOLF)〜浜松基地〜(GOLF)〜焼津
 11/24(月) 焼津〜(GOLF)〜自宅
宿 泊  ホテル玄浜松インター (11/22)
 やいづマリンパレス (11/23)



前日 (11/22 晴)

 四年ぶりにエアフェスタ浜松に出かけた。2019年は他に用事ができて参加できなくて、2020-2021年は新型コロナウィルスの影響で航空祭自体が中止になった。いつも利用する浜松西インター近くのホテルが確保できなかったので、浜松インター近くのホテルを予約しておいた。航空祭当日は、いつもお世話になっている基地北門近くの駐車場を利用させてもらう。例年通り航空祭前日に関係者向けの特別公開が予定されていて、航空祭当日と同じフライトが計画されている。そのため、例年通り前日も基地近くでフライトを見学する。

 現在東名高速リニューアル工事が行われていて、大井松田→御殿場間の左ルートが閉鎖となっている。MEXCO中日本のホームページによると、10月22日はピークで25qの渋滞が予想され、通常より所要時間が40分以上かかる見込みになっている。小田厚道路経由か中央道、富士五湖道経由の迂回ルートが案内されていて、どちらも ETC による料金調整が行われ、東名高速経由と同じ料金に割引されることになっている。40分余計に時間が掛かるだけなら東名高速をそのまま行くのが良いと思ったが、それ以上時間が掛かる可能性もあり、渋滞がわかっている道路に高速料金を払って乗るのには抵抗がある。迂回ルートも面倒なのでいろいろ検討した結果、道志みち経由で山中湖まで行き、新しく開通した新御殿場インターから新東名に入ることにした。
道の駅すばしり

 道志みちも山中湖周辺も順調で、新御殿場インターまでの所要時間は2時間20分(休憩10分含む)だった。自宅から御殿場インターまで通常は1時間半くらい掛かるので、渋滞した東名高速を走ったのと同じくらいの時間が掛かったということだ。結果的に、道志みち経由は正解だったと思う。
 休憩した道の駅「すばしり」から直接、須走道路御殿場方面に入ることができる。昨年4月に須走道路、御殿場バイパス、新東名新御殿場インターが開通したので、中央道と新東名が自動車専用道路で結ばれることとなった。混雑する御殿場市内を通らなくていいので非常に便利になった。しかし、新東名の上り方面が未開通なので、山中湖方面から東京方面に行く時は御殿場バイパスの終点で一般道に降りて、東名高速御殿場インターまで行かなければならない。御殿場ジャンクションでは、新東名下り線から東名高速上り線に入ることができないためだ。

御殿場バイパス・仁杉ジャンクション 新東名高速・ 新御殿場インター

 浜松基地の最寄りインターは東名高速・浜松西インターだが、新東名の方が走りやすいので新東名・浜松浜北インターから一般道に降りる。一般道は交通量が多いので、基地周辺まで45分以上掛かってしまった。航空祭の前日はいつもこのルートを走るが、東名高速経由で浜松西インターを利用する方が多分早いだろう。

 今年は航空祭前日と当日はエアパークが臨時休館となってしまったので、航空祭前日にいつも利用するエアパーク臨時駐車場に駐車することができない。一応エアパークの前を通ったが、やはり臨時駐車場は開放されていなかった。
 一応駐車できる場所を調べておいたが、基地からは離れているので結構歩かなければならない。また、基地周辺の道路は混雑しているので、だいぶ時間をとってしまった。基地周辺には多くのギャラリーがスタンバイしていているが、車はどうしたのだろうか。
臨時駐車場がないのなら、浜松駅近くに車を止め、バスで基地に来た方が良いだろう。

 基地南側に歩いて向かったが、撮影ポイントに到着した時は救難展示が行われている時だった。この場所からは基地内のエプロン地区を見通すことができないので救難展示自体を確認することはできないが、会場方向からヘリコプターのホバリング音が聞こえ、基地上空を U-125A が旋回している。展示終了後に UH-60J は我々の近くを航過していった。後で写真を確認すると、隊員は我々の方に向かって手を振っていた。その後、UH-60J は空挺降下(二名)を行い、展示飛行は終了した。

救難展示 & 落下傘降下 (UH-60J+U-125A、浜松救難隊、浜松基地所属)
U-125A 捜索救難機 [02-3015]
航空総隊/航空救難団/浜松救難隊
UH-60JU 救難ヘリコプター [58-4595]
航空総隊/航空救難団/浜松救難隊
UH-60JU から落下傘降下 UH-60JU 着陸

 次のプログラムは T-4 二機による機動飛行だ。第32教育飛行隊の機体が一機ずつ離陸して、機動飛行を行った。会場となるエプロン地区とはかなり離れているので、ここからだと T-4 は遠く小さくしか見えない。

機動飛行 (T-4×2機、第32教育飛行隊、浜松基地所属)
T-4 中等練習機 [06-5635]
航空教育集団/第1航空団/第32教育飛行隊
T-4 中等練習機 [86-5763]
航空教育集団/第1航空団/第32教育飛行隊

 エアフェスタ浜松では航空祭前日に予行を兼ねた限定イベントが行われることが多いが、そのフライトは通常、浜松基地所属機とブルーインパルスで行われる。しかし、今年は岐阜基地所属の F-15 と F-2 のリモート展示が行われる。航空祭前日にファイター系のフライト(予行)を見るのは初めてで、今回は非常に楽しめる前日のフライトとなっている。
 まず最初は、飛行開発実験団の F-15 の機動飛行だ。以前は小松基地の第6航空団の機体二機によるフライトだったが、近年はずっと岐阜基地の機体一機による展示だ。基本的には静浜基地航空祭で行われたものと同様のフライトだと思うが、天気にも恵まれて素晴らしいフライトだった。アフターバーナー全開で低空で旋回するので、大推進力で機体の大きい F-15 は迫力がある。

機動飛行 (F-15J×1機、飛行開発実験団、岐阜基地所属、岐阜基地リモート)
F-15J 戦闘機 [12-8928] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団

 続いて、F-15 と同じ飛行開発実験団の F-2 の機動飛行だ。毎年どのカラーの機体が来るのか楽しみだが、今年は試作2号機(63-8502)で派手なテスターカラーの機体だ。機体が小さいので F-15 のような迫力は無いが、機動性のある機体で、軽快なフライトを楽しむことができた。青空の下なので、テスターカラーの機体はきれいだ。

機動飛行 (F-2A×1機、飛行開発実験団、岐阜基地所属、岐阜基地リモート)
 
F-2A 戦闘機 [63-8502] / 航空開発実験集団/飛行開発実験団

 上空は一部に薄い雲が発生しているが、青空が広がっていて絶好のフライト日和だ。会場方面を見通すことはできないが、会場のアナウンスは良く聞こえるので、ブルーインパルスのウォークダウンが始まったのがわかる。予定されていたとおり、明日の航空祭本番と同じ時間だ。R/W27 で、離陸ポイントに向かうタキシングは 北側の誘導路を使用した。2018年の航空祭の時には南側の誘導路を使用していた。今年はエアパークが休館なので、わざわざ遠回りとなるこちら側の誘導路は使わないのだろう。
 今回も「ダイヤモンド・テイクオフ」は行なわれず、1−4番機は単独で離陸して空中集合して「ダーティーターン」を行った。そこからは通常と同じフライトだ。フライトには申し分の無いコンディションで、「第一区分」で演目が始まった。会場からすると滑走路を挟んだ反対側で、ショーセンターからかなり東寄りからの観戦なので、会場で見るブルーインパルスのフライトとは違う。今回は「ドクターヘリ」等の邪魔も入らず順調にリズム良く演目を消化していった。
 「バーティカル・キューバンエイト」はスキップされたようだが、ほぼ完璧な「第一区分」を見ることができた。ブルーインパルスのフライトを最後に見たのは 2018年のエアフェスタ浜松だったので、4年ぶりのフライトを楽しむことができた。他のフライトを含め、素晴らしい航空祭前日となった。明日の航空祭が楽しみだ。

ブルーインパルス (T-4×6機、第一区分)
 1番機 Leader : 名久井朋之 二佐 (飛行隊長) [36-5693]
 2番機 Left Wing : 東島公佑 一尉 [26-5692]
 3番機 Right Wing : 鬼塚崇玄 一尉 [26-5690]
 4番機 Slot : 手島孝 一尉 [16-5663]
 5番機 Lead Solo : 江口健 一尉 [26-5686]
 6番機 Opposing Solo : 眞鍋成孝 一尉 [36-5694]
1番機離陸 2番機離陸
3番機離陸 4番機離陸
ローアングル・キューバン・テイクオフ & ロールオン・テイクオフ (5、6番機離陸)
ファン・ブレイク (1-4番機) チェンジ・オーバー・ターン (1-4、6番機)
インバーテッド & コンティニュアス・ロール (5番機) レイン・フォール (1-4、6番機)
フォー・シップ・インバート (1-4番機) ライン・アブレスト・ロール (1-3番機)
360°& ループ (5番機) ワイド・トゥ・デルタ・ループ (1-4、6番機)
デルタ・ロール (1-6番機) デルタ・ループ (1-6番機)
スター・クロス (1-6番機) ローリング・コンバット・ピッチ (1-4番機)

 予定されていたフライトプラグラムは全て終わり、周辺にあふれていたギャラリーはどこかへ歩いて去って行く。エアパーク臨時駐車場はなく、以前のような民間の臨時駐車場もなくなってしまったが、この付近のギャラリーの数は減ってはいない。脚立持参で大型の機材の撮影者も多く、彼らは何処に車を止めたのだろうか。

 例年宿泊するホテルは浜松西インターのすぐ近くなので移動するのが楽だが、今回はホテルのある浜松インターまで移動しなければならない。東名高速を利用すれば一区間だが、急ぐ必要は無いので一般道をナビを頼りに向かう。航空祭予行の影響かどうかはわからないが、基地周辺の道路は混雑している。距離にして10q弱だが、1時間近く掛かってしまった。
 宿泊するホテルは浜松インターに近く便利な場所だ。駐車場も広くて利用しやすい。車利用が前提なので、浜松駅近くにこだわる必要が無い。そのため、ホテルの選択肢が多い。航空祭の日程が決まった時点でホテルの予約をしているが、航空祭が近づくと市内のホテルは宿泊料金が跳ね上がるので注意が必要だ。
ホテル玄 浜松インター

 今年の事前訓練(前日予行)は F-15 と F-2 のフライトも見ることができて、本番同様に楽しむことができた。今年はエアパーク臨時駐車場が開放されないので駐車場探しに苦労した。来年以降もエアパークが臨時休館になるのかどうかはわからないが、臨時駐車場がないのなら、浜松駅近くの駐車場に車を止めて路線バスを利用するのが良いかもしれない。
 定宿のホテルではないので明朝は基地近くまで移動しなければならないが、お世話になる駐車場の開場が遅いので(航空祭の開門が遅いため)、時間的には例年よりも余裕がある。明日も天気は良いようなので、航空祭が楽しみだ。




移動の記録

(10/22)
(GOLF GTI) 自宅               6:48         000q (37,307)
      道の駅すばしり          8:54〜9:04    076q (37,383)
      新東名新御殿場IC        9:08         083q (37,390)
      新東名静岡SA          9:55〜10:47   169q (37,476)
      新東名浜松浜北IC       11:17         221q (37,528)
      駐車場             12:39〜15:43   254q (37,561)
      ホテル玄浜松インター      16:36         263q (37,570)

《ホテル玄 浜松インター》泊






Nikon D500 & Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



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