岩国フレンドシップデイ2008 と 呉、広島(2008.5.4〜6)
その3/3

広島電鉄、山陽新幹線 & 広島市内観光

2008年5月6日

ルート
5/6(火) (晴)
 広島駅〜(山陽新幹線)〜東広島駅〜(山陽新幹線)〜広島駅
  (広島市内観光) 広島駅〜(広島電鉄)〜原爆ドーム〜(世界遺産航路)〜厳島神社〜(JR宮島航路)
             宮島口〜(広島電鉄)〜広島駅

 広島駅〜(バス)〜広島空港〜(JAL)〜羽田空港


 広島最終日は、広島市内の路面電車と東広島駅での0系新幹線撮影をメインとする。岩国FSD参加の外来機帰投を狙うという選択肢もあったが、不確定要素も大きいので市内を徘徊することにした。皮肉なことに、今日は朝から素晴らしい晴天だ。
 まずは、JR広島駅前の猿猴橋町電停付近から、広島電鉄の路面電車を撮影する。路面電車撮影では道路を走る自動車が邪魔になるが、このポイントでは休日の朝と言うこともありほとんど被ることはない。広電の軌道線である市内線は8系統るが、ここでは多くの系統を走る車両を見ることができるので退屈しない。
 古い車両から新しいものまで、運行している車両の種類に驚かされ、その運行頻度にも驚かされる。連接車が多数投入されていて、ヨーロッパのトラムのようだ。路面電車は広島市内では住民の大切な足となっているようだ。かつて路面電車は道路を走る邪魔者として廃止されていったが、近年は環境問題もあり見直されようとしている。見習うべき一番良い例が、広島ではないだろうか。

2004年に登場した最新型の路面電車である5100形
 広島駅一つ手前の猿猴橋町電停

 広島駅構内で在来線車両を撮影し、「こだま」号で隣の東広島駅に移動する。東広島駅は山陽新幹線のみの駅で在来線と連絡していないので、移動には新幹線を使うしか方法がない。ゴールデンウィークで「のぞみ」や「ひかり」は混雑しているようだが、「こだま」の自由席はがらがらだ。車両は東海道新幹線を引退して久しい100系で、しかも東海道新幹線では見られない4両編成だ。新幹線に乗るのは久しぶりで、10年前に浜松まで往復した以来だ。
 0系新幹線のオリジナル復活塗装編成が一番の目当てだったが、時間を勘違いし既に反対ホームに止まっていた。しかも、最初はそれにも気づかず反対ホームに移動して初めてそのことに気がついた。元のホームに移動する時間もないようなので、正面から撮るだけであきらめた。現在日中0系を撮ることができるのはこれだけなので、非常に残念だ。

 東広島駅は新幹線の撮影ポイントらしく、何組ものマニアがカメラを抱えてホームを移動していた。停車する「こだま」は上り下りとも、1時間に1本か2本なので被られる可能性が少ない。しかも、停車車両は4両か6両なので、停車中でも通過車両の撮影は可能だ。山陽新幹線オリジナルの、0系、100系「こだま」と700系「ひかりレールスター」をカメラに納め広島駅に戻ることにした。東海道新幹線では1日2往復で間もなく見られなくなる可能性が大きい500系もカメラに納めることができた。
新幹線700系電車7000番台「ひかりレールスター」
東海道新幹線では引退した新幹線0系電車
同じく4両編成の新幹線100系電車

 新幹線で広島駅まで戻り、路面電車で原爆ドームに向かう。一つ手前の紙屋町西電停で降り、広島市民球場を眺めながら原爆ドームまで歩く。25年ぶりの原爆ドームは昔の記憶のままで、広島平和記念資料館で展示されていた悲惨な原爆投下を思い出す。

来年3月31日に新球場移転する広島市民球場
世界遺産「原爆ドーム」

 次は平和公園へと歩いていくと、宮島行きの乗船場が目にとまる。時刻表を見るとちょうど出発が間近なので、宮島に行くことにする。世界遺産航路というあまり感心しない名前の航路で、55分で宮島に行くことができる。日本で屈指の観光地なので外国人の乗客も何組かいるが、船自体はがらがらだ。二大観光地を結んで便利だが、JRまたは広電利用の値段との差がネックになっているのだろう。しかし、海の上から眺める景色は新鮮で、高額な運賃を支払う価値があると思う。

「世界遺産航路」平和記念公園乗り場
「世界遺産航路」宮島桟橋

 宮島は時間の関係で厳島神社だけを駆け足で見て回ったが、ゴールデンウイークのためもの凄い観光客の数だ。干潮(大潮らしい)で、海の上に浮かぶ神社ではなく、地面(海底)が丸見えで趣がない。しかも、大鳥居の周辺は潮干狩りの人であふれている。人の多さと暑さに辟易とし、疲れもだいぶたまっているので、早々に広島駅に戻ることにする。

世界遺産 「厳島神社」

 宮島口まではJR宮島航路で移動し、宮島口から広島市内までは広島電鉄を利用する。宮島線はすべて連接車が運行されていて、連接車には車掌が乗務している。バリアフリー対応の車両で乗降しやすいが、座席配置の関係で着席数は外見ほど多くない。窓が広いので開放的で車窓が楽しめるが、特に市内線での乗り心地はいいとはいえない。

 広島駅からの空港連絡バスはがらがらで出発し、渋滞もなく広島空港に到着。早めに到着したので、チェックイン後有料の展望デッキに移動する。ゴールデンウィーク中でギャラリーは結構いるが、地方空港なのでトラフィックは少ない。結局、見ることができたのは離陸一機と着陸二機と海上保安庁のヘリコプターだけだった。
 東京行きJAL1620便は満席で、少し前に離陸する全日空機も満席だ。全日空便の方は座席のダブルブッキングがあったようで、一名のキャンセル待ちをプレミア付きで募集していた。羽田周辺の空路は大混雑のようで、羽田管制の指示で広島空港離陸が20分遅れた。途中のフライトは順調だったが、羽田上空でも20分以上待たされてしまった。しかし、素晴らしい東京の夜景を見ることができたので、何度旋回しても退屈することはなかった。
JAL1615便、折り返し私の乗る1620便となる

  結果的に見ると、肝心の航空祭(岩国FSD)の時だけ天気が悪かったが、幸い雨に遭うことがなかったのが幸いだ。フライトは全て予定通り行われたが、晴れていたらもっと素晴らしい航空祭だっただろう。呉観光、広島観光と盛りだくさんの内容だったが、少し欲張りすぎたかもしれない。来年訪れることがあれば、じっくり航空祭だけを見ることにしようか。




(5/6)   広島駅 10:30 → 東広島駅 10:43         こだま636号
      東広島駅 11:58 → 広島駅 12:09         こだま643号
      広島駅 12:45 → 紙屋町西 12:59         広島電鉄
      平和公園 13:25 → 宮島 14:15          世界遺産航路
      宮島 14:55 → 宮島口 15:05           JR宮島航路
      広電宮島口 15:14 → 紙屋町東 16:06       広島電鉄
      紙屋町東 16:15 → 皆実町六丁目 16:31      広島電鉄
      皆実町六丁目 16:38 → 広島駅 17:09       広島電鉄
      広島駅新幹線口 17:15 → 広島空港 18:00     広島電鉄バス
      広島空港 20:05 → 羽田空港 21:45        JAL1620便
      (定刻19:55) → (定刻21:15) 
      羽田空港(第2タ) 22:35 → 新百合ヶ丘駅 23:45  東急バス
      新百合ヶ丘駅 23:53 → 唐木田駅 0:08       小田急多摩線
               




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