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岡山城・広島城 見学 & 岩徳線 乗車の旅
岡山城、広島城 見学 & 井原鉄道、岩徳線 乗車
2025.6.1~3

その3/3
岩徳線 乗車 & 錦帯橋 見学
2025.6.3


 ルート  6/3 (火)
  広島~岩国~徳山~岩国~広島~名古屋~掛川~藤枝


6/3 (火) 雨のち曇

 旅行三日目(最終日)は、山陽本線で岩国まで行き、未乗車の岩徳線に乗車する。徳山まで行き、折り返し山陽本線で岩国まで戻る。岩国市内では錦帯橋と岩国城を見学する。それから広島まで戻り、「のぞみ」「ひかり」を乗り継いで静岡(藤枝)へ戻る計画だ。ぎっしり詰まった余裕の無い計画だが、朝から雨が降ってるため、雨の様子によっては岩国城はスキップするかもしれない。

 JR西日本/山陽本線 普通 603M 広島 6:25 → 岩国 7:15

 山陽本線 普通 603M 広発、岩国行き

 JR西日本227系電車0番台
 S-09編成(2両)+A-13編成(3両)(下関総合車両所広島支所)


 岩国行き 603M は、227系五両編成だ。広島を出発した時には座席の半分くらいが埋まっていたが、間もなく座席はほとんど埋まってしまった。広島を離れる早朝の電車だが、大都市なので人の移動は多い。

 岩国での乗り換え期間は4分しかないので、岩徳線ホームへ急ぐ。ホームは高校生で混雑していたが、入線しているはずの岩徳線の車両がいない。乗車する 7:19発 2227D は、徳山発、岩国到着 7:07 2224D の折り返し運用だと思っていたが、時間は過ぎているのにまだ入線していない。おかしいなと思っていると、構内アナウンスがあり、大雨のため 2224D が遅れていて、その折り返しとなる 2227D はその影響で遅れると案内があった。

 岩国駅 / JR西日本・山陽本線、岩徳線(山口県岩国市)
1番線(岩徳線) 0番線(錦川鉄道)

 大幅な遅れがあるとこのあとの計画が狂ってしまうが、徳山での折り返し(乗り換え)時間は 26分ある。岩徳線乗車が目的なので、岩徳線終点の櫛ヶ浜で下車して山陽本線上り電車に乗り換えれば、さらに約10分乗り換え時間が増える。それ以上の遅れが発生した場合は、岩国での行動計画を見直さなければならない。

 JR西日本/岩徳線/山陽本線 普通 2227D 岩国 7:36(定刻7:19) → 徳山 8:57(定刻8:49)

 岩徳線/山陽本線 2普通 227D 岩国発、徳山行き

 国鉄キハ40形気動車2000番台
 2035 + 2123 (下関総合車両所新山口支所)


 2224D は 24分遅れの 7:31 に到着して、2227D として発車したのは、17分遅れの 7:36 だった。車両はキハ40形二両編成で、車内は通学の高校生で混雑して、乗車した先頭車両の6~7割の座席が埋まった。後ろの車両はもっと混雑しているようだ。

 岩徳線は、山口県岩国市の岩国駅から周防高森駅を経て同県周南市の櫛ケ浜駅に至る JR西日本の地方交通線。全線非電化、単線の路線だが、元来は山陽本線の短絡線として計画され、1934年から 1944年までは山陽本線に編入されていた。そのため、旧幹線の風格を残す長いホームや歴史ある駅舎が残っている。
 山陽本線の岩国-櫛ケ浜間、山陽新幹線の新岩国-徳山間は経路特定区間に指定されていて、この区間を通過する場合の運賃・料金は岩徳線経由の営業キロおよび対応する運賃計算キロで計算する。岩徳線は地方交通線の運賃適用となるが、山陽本線経由より約20㎞短いので、運賃は安くなっている。
 岩徳線は、JR西日本が 2022年に公表した「輸送密度2,000人以下」路線30線区に含まれていて、2019年の輸送密度は 1,246人(2022年は 1,071人)となっている。これに基づき、沿線自治体(周南市・下松市・岩国市)と山口県、JR西日本からなる「JR岩徳線利用促進委員会」が結成された。
 錦川鉄道との分岐駅となる川西では多くの高校生が列車を降りた。駅のすぐ近くには、県立岩国高校がある。残りの高校生は周防高森で全て降りて、車内は静かになった。地図で確認すると、駅の近くに県立高森みどり中学校・高森高等学校があった。こちらは公立の中高一貫校のようだ。

停車 / 周防高森駅(8:14頃) 停車 / 高水駅(8:27頃)

 生野屋-周防花岡間では山陽新幹線の高架と併走する。櫛ケ浜の直前で左手から山陽本線が合流して、岩徳線終点の櫛ヶ浜に到着する。しかし、岩徳線の列車は全車、隣りの徳山まで乗り入れている。2227D は 17分遅れで岩国を出発したが、途中の停車時間の調整などで遅れを取り戻し、約7分遅れで櫛ヶ浜に到着した。

停車 / 生野屋駅(8:42頃) 停車 / 櫛ヶ浜駅(8:51頃)

 徳山の手前で信号停車と徐行があったため、8分遅れで徳山に到着した。「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」の有効区間が岩国までなので、広島駅のみどりの窓口で「岩国-徳山」間の乗車券を購入しておいた。その乗車券で自動改札から出場しようとしたが、入場記録無しで自動改札を通れなかった。駅職員がやって来たので、「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」を見せながら説明して乗車券を手渡した。

 徳山駅 / JR西日本・山陽本線、山陽新幹線(山口県周南市)

 徳山駅の駅舎はまだ新しい(2014年供用開始)立派な橋上駅舎だ。駅の南北を結ぶ徳山駅南北自由通路を利用して、在来線(北側)と新幹線(南側)の駅舎にアクセスする(自由通路に接する改札を通る)。みゆき口に接して立派な周南市徳山駅前賑わい交流施設があるが、駅機能を持たないので厳密には駅ビルとは言えない。市立図書館が中核施設でスターバックスおよび蔦屋書店が出店していて、図書館の指定管理者はカルチュア・コンビニエンス・クラブだそうだ。このスタイルは、3月に訪れた高梁市複合施設と同じだ。

 JR西日本/山陽本線 普通 3318M 徳山 9:15 → 岩国 10:27

 山陽本線 普通 3318M 下関発、岩国行き

 国鉄115系電車3000番台
 N-21編成(4両/下関総合車両所)


 折り返し、山陽本線経由で岩国に戻る。岩国行き 3318M は 115系四両編成で、下関始発の電車だ。車内は空いていて、余裕を持って座ることが出来た。115系3000番台は国鉄時代の 1982年に登場した近郊形電車で、2000年代に体質改善 30N のリニューアルを受け、さらに再延命化工事も受けている。転換クロスシートが並ぶ客室は現在でも高水準の車両だが、さすがに古さは隠せない状態だ。

 岩徳線は山の中を短絡しているのに対し、山陽本線は海岸沿いを遠回りして走っている。特に柳井港から南岩国かけては瀬戸内海が一望できる区間で、周防大島や大島大橋などを見ることができる。この区間(櫛ヶ浜-岩国)は岩徳線より約20㎞長いが、複線・電化なので、こちらの方が所要時間は短い。
 岩国駅には 2008年と 2009年のゴールデンウィーク期間に利用したことがある。目的は岩国基地で行われた岩国フレンドシップデイだったが、その時は風格ある古い駅舎だった。

 岩国駅 / JR西日本・山陽本線、岩徳線(山口県岩国市)

 路線バスに乗車して、錦帯橋に向かう。乗り換え時間が少ないのでバス停に急いだが、バスはまだ到着していなかった。バス停に並んでい人は一人しかいなかった。

 いわくにバス/梅ヶ丘循環 岩国駅 10:35 → 錦帯橋 10:55
 
 いわくにバス/梅ヶ丘循環 岩国駅発、岩国駅行き

 いすゞ エルガノンステップKL-LV280L1改(2003年式)
 いわくにバス 307(山口230 か 307)

 錦帯橋までの路線バスは1時間に3~4本運航されているのでアクセスは良い。車両はノンステップ・大型路線バスだが、時間的なせいか車内は空いている。この車両は東京都交通局からの移籍車のようだ。

 錦帯橋バス停のすぐそばに錦帯橋がある。学生時代に訪れたときは車でやって来て、河原の駐車場に止めた記憶がある。計画では、錦帯橋を渡り岩国城まで登る予定だったが、本降りの雨なので、錦帯橋も渡らずとんぼ返りで帰ることにした。是非訪れたかった錦帯橋だが、この天気ではテンションが下がってしまった。低い雲がかかっていて、岩国城の天守は見えない。雨のせいか観光客は少ないが、外国人の観光客は目に付く。

 錦帯橋

 錦帯橋バス停は小規模ながらバスセンターとなっているため、雨に濡れずにバスを待つことが出来る。観光案内所やコインロッカーがあり、二階にはレストランもあるようだ。路線バスは岩国駅行き以外に、新岩国駅行きがあり、広島行きの高速バスも運行されている。

 いわくにバス/錦帯橋・新岩国線 錦帯橋 11:25 → 岩国駅 11:40

 いわくにバス/錦帯橋・新岩国線 錦帯橋発、岩国駅行き

 日野 レインボーHR ノンステップKL-HR1JNEE(2002年式)
 いわくにバス 206(山口230 あ 206)

 帰りもノンステップ・大型路線バスで、こちらも東京都交通局からの移籍車のようだ。いわくにバスとはあまりなじみが無いと思ったが、前回訪れたときには岩国市交通局が路線バスを運行していた。岩国市の公営バス事業者であった岩国市交通局の危機的状況を打開する目的で、岩国市交通局が全額出資した「法人形態の公企業」として 2009年に設立され、2010年より路線バスの運行を開始したとのことだ。

 お昼時だが、岩国駅構内は閑散としている。新しい立派な駅舎だが、歩いている人は少ない。時間に余裕が出来たのでここで昼食も可能だが、とりあえず広島まで移動する。

 岩国駅の改札に到着して、困ってしまった。先ほど到着したときには改札(窓口)に駅員がいたが、この時間、窓口、改札共に無人となっている。これだけ大きな駅なのに、人員削減のためこうした扱いになっているのだろう。「宮島・瀬戸内tabiwaぐるりんパス」は有人窓口しか利用できないので、どうしたものかと改札機付近を見てみると、インターホンが設置されていた。インターホンで相手方を呼び出し、インターホンの下部のきっぷを置く場所にスマホの画面を置くと、相手方が確認して改札がリモートで開かれた。今回はすぐに応答があったので問題なかったが、インターホンの相手方が混雑していると待たされことになるだろう。このシステムは、JR西日本では「改札口コールシステム」と呼んでいるようだ。
改札口 コールシステム(改札内側を撮影)

 岩国から山陽本線に乗車して広島に戻るが、岩国城見学をあきらめたので予定よりだいぶ早い時間だ。朝方の岩徳線は大雨の影響で遅延が発生したが、山陽本線などでは遅れの情報は出ていない。

 JR西日本/山陽本線 普通 514M 岩国 11:57 → 広島 12:47

 山陽本線 普通 514M 岩国発、広島行き

 JR西日本227系電車0番台 / S-23編成(2両)
      + 227系二両(下関総合車両所広島支所)

 広島行き 514M は 227系・四両編成で、車内は空いていた。広島地区の電車は 227系に統一されてしまったので、趣味的には味気ないが、移動の手段としては快適だ。岡山、下関地区は未だに 115系などが現役なので、車両の差が大きい。しかし、岡山地区は 227系への置き換えが始まっているので、置き換えが完了するのはそう遠くない先のことだ。

 岩国では本降りの雨だったが、広島に到着する頃には雨は上がっていた。広島駅内で手早く食事を済ませる。前回も利用した駅ビル内にある吉野家だ。この店はタブレットで注文するようになっていて、カウンター席は他の店よりゆったりしている。

吉野家広島駅北口店

 雨も上がっていたので、空いた時間を利用して、広島電鉄の車両を撮影することにした。撮影場所は、昨朝撮影した猿猴橋停留所付近だ。雨は上がったとはいえどんよりとした曇り空だが、光線状態を気にしなくて良いのでこれはこれでいい。

 広島電鉄撮影 (猿猴橋停留所付近)

 やってくるのは新型の超低床連接車両ばかりで、元京都市電の 1900形などは見ることができなかった。それらの古い車両は、朝のラッシュ時などに運用されているのだろう。他の古い車両達は、在籍一両などとなっているようなので、通常は運用されていないのだろうか。

2号線、広電宮島口行き / 13:50
広島電鉄3700形電車「ぐりーんらいなー」 / 3705
5号線、広島駅行き / 13:53
広島電鉄1000形電車「GREEN MOVER LEX」 / 1010

 30分ほど撮影をして、線路に沿って広島駅に戻る。広島電鉄のこの区間(広島駅-的場町)は、今年8月の駅前大橋ルート開業により廃止になる。これだけ大都市の広島駅前で路面電車が行き来しているのは奇蹟のようなものだ。この見慣れた風景もあと一月で見ることができなくなってしまう。この風景も見ることができたので、今回無理をして広島城見学に訪れたのは良かったと思う。

広島電鉄本線/広島駅-猿猴橋間(2025年8月2日廃止予定)

 広島駅ビル内で土産を購入して、新幹線ホームへ向かう。新幹線の自動改札機にモバイルSuicaをタッチすると、「EXご利用票」が出てきた。行きに経験しているが、紙のきっぷがないと落ち着かない。

 JR西日本/山陽新幹線/JR東海/東海道新幹線 のぞみ 164号 7164A 広島 14:29 → 名古屋 16:47

 山陽/東海道新幹線
 のぞみ 164号 7164A 博多発、東京行き

 JR東海新幹線N700S系電車0番台
 J-5編成 (16両/東京交番検査車両所)


 「のぞみ164号」は JR東海の N700S系で、0番台・J編成だ。往路ののぞみと同じ形式で、東海道・山陽新幹線としては最新のものだ。乗車した車内はがらがらだった。その後、各停車駅で乗車があり、京都を発車した時点で座席の半分くらいが埋まった。
 

 名古屋で 16:08発の「こだま 740号」に乗り換える。乗り換え時間は 21分ある。「こだま 740号」は新大阪始発で、16:02 に到着(入線)した。

 JR東海/東海道新幹線 こだま 740号 740A 名古屋 17:08 → 掛川 18:08
 
 東海道新幹線 こだま 740号 740A 新大阪発、東京行き

 JR東海新幹線N700電車2000番台
 X-68編成(16両/大阪交番検査車両所)


 車両は、JR東海の N700系で、2000番台・X編成(0番台を N700A相当に改造したもの)だ。往路同様、車内はがらがらだった。

 往路と同様に掛川で東海道本線に乗り換える。「ひかり」を利用して静岡まで行き東海道本線で戻る計画も可能だったが、料金が高くなる割りに時間的なメリットが少ない。

 JR東海/東海道本線 普通 766M 掛川 18:18 → 藤枝 18:44

 東海道本線 普通 766M 浜松発、静岡行き

 JR東海313系電車2500番台
 T-12編成(3両/静岡車両区)

 静岡行き 766M は 313系三両編成で、すべてロングシートだ。車内はかなり混雑していて、最後まで座ることが出来なかった。ちょうど、通勤時間帯なので仕方が無い。

 EXダイナミックパックで新幹線を使ったはじめての旅だったが、新幹線は快適で速い。現地での行動時間を考えると、代金は決して高いとはいえない。いつも利用する「青春18きっぷ」利用の旅と比べるのは間違いかもしれない。旅の目的が違うのだと思う。
 今回の旅行一番の目的の広島城だったが、その最後の姿(最後では無いかもしれないが)をじっくり見ることができた。しかし、それ以上に、広島電鉄(路面電車)の広島駅ビル乗り入れの直前の姿を見ることができたほうが印象に残っている。本当に良いタイミングで広島を訪れることが出来た。最終日に雨にたたられ、岩国城を見学できなかったのは仕方が無い。そのことを差し引いても、充実した旅となった。



移動の記録

(6/3)
広島 6:25 → 岩国 7:15        山陽本線 普通 603M
岩国 7:36 → 徳山 8:57        岩徳線 普通 2227D
(定刻7:19)   (定刻8:49)
徳山 9:15 → 岩国 10:27       山陽本線 普通 3318M
岩国駅 10:35 → 錦帯橋 10:55    いわくにバス ㉜ 梅ヶ丘循環

錦帯橋見学 10:57~11:10

錦帯橋 11:25 → 岩国駅 11:40    いわくにバス ⑪ 錦帯橋/新岩国線
岩国 11:57 → 広島 12:47      山陽本線 普通 514M

猿猴橋電停付近で広電撮影 13:30~14:00

広島 14:29 → 名古屋 16:47     のぞみ164号 7164A
名古屋 17:08 → 掛川 18:08     こだま740号 740A
掛川 18:18 → 藤枝 18:44      東海道本線 普通 766M


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Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A
Nikon D7500 + Nikon AF-S DX NIKKOR 16-85mm f3.5-5.6G ED VR



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