(10/3 晴)
朝起きると外は素晴らしい青空だが、未明から吹き出した強風が止まない。一度気になってスクリーンタープを見に起きたが、タープも中の物も問題なかった。強風に吹かれタープとテントは変形し飛ばされそうだが、しっかりペグ止めしてあるので問題はなさそうだ。タープのシェードもうまく風が通るように開けてあるので、意外にタープの中は風が強くなく平和だ。しかし、風が強いので撤収には苦労する。風が弱まったときに、タープ、テントのフライシート、テント本体と急いでかたづける。
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素晴らし青空の下、このだだっ広いキャンプ場を後にする。今朝は、この広大なサイトにテントはふたつだけで、オートサイトは私達の貸し切りだった。トイレなどの問題を別にすれば非常に快適なキャンプ場だ。昨年にひきつづきの利用だが、幕別や道東道へのアクセスはいいので、RALLY JAPAN観戦には便利なところだ。
帯広市内のセルフのガソリンスタンドで給油と洗車を済ませ、帯広駅前の駐車場に向かう。ガソリンの値段が、東京と変わらないので安心する。給油中に目の前の道路を、三菱の25号車のWRカーが走りすぎていたのに驚く。競技を終えたWRカーはキャリアカーで空港に運ばれると思っていたが、レプリカではなさそうだったが。 |
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だだっ広い十勝エコロジーパークオートキャンプ場
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昨年は帯広市内には足を運ばなかったが、今年は豚丼を目当てに駅前の駐車場に車を停める。帯広の豚丼といえば駅前の「ばんちょう」が有名だが、あいにく今日(月曜日)は定休日だ。
仕方がないので駅ビルの中にある「ぶたはげ」にはいるが、ここの豚丼が非常に美味しかった。当然かもしれないが、陸別サーキットの交流広場で食べた豚丼とは桁違いのおいしさだ。市内には豚丼のお店が多いが、次回は「ばんちょう」の豚丼を食べたいと思う。
次の目的は六花亭本店の「サクサクパイ」だ。六花亭のお菓子は有名だが、このサクサクパイは帯広本店のみの販売で数量限定ということだ。駅から歩いて5分ほどの六花亭本店の中は、多くの客で賑わっている。観光客らしい姿も多く、RALLY JAPAN観戦帰りと思われる人もいる。お目当てのサクサクパイは店の一番奥で売っていて、一本120円で3時間以内に食べるようにとある。人気の商品で次々にお客が買っていくが、ほとんどの客が店の中で立ち食いしていく。ロビーの奥には立ち食いスペース(?)があり、落としたての美味しいコーヒーも無料で楽しめる。サクサクパイもコーヒーも噂以上に美味しく、わざわざ訪れた甲斐があった。
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帯広駅ビル内にある「ぶたはげ」
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六花亭本店のサクサクパイ
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時間があれば池田のワイン工場に行きたかったが、無理そうなので、駅の酒屋でワインを購入して我慢する。「十勝ワイン」ブランドでも、東京では見られない銘柄がいくつも並んでいる。
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おなかを満たして、苫小牧港に向けて出発する。帯広広尾道の帯広川西インターから高速道路に乗ろうと思ったが、私のカーナビの地図が古いので帯広広尾道路は乗っていない。帯広駅の観光案内所でもらった周辺図を元に向かうが、市内から南にだいぶ離れていて、道東道に対しては遠回りをしてしまったようだ。
帯広広尾自動車道は、現在は一区間だけ開通で暫定無料となっていて、帯広ジャンクションで道東道とつながっている。片側二車線の対面通行だが、ほとんど車は走っていない。道東道といい、これらの高速道路は本当に必要なのだろうか。
この道路を北の帯広ジャンクションに向かって走ることになるが、正面に大雪山系の山々を見ながら走ることができる。どれがトムラウシ山でどれが石狩岳だかわらないが、遠回りをした甲斐があったというものだ。 |
帯広広尾道を大雪山系に向かって走る
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道東道に入り、唯一のサービスエリアである十勝平原サービスエリアにはいる。サービスエリアといっても小さなトイレの建物があるだけで、本州の高速道路のサービスエリアのイメージとは全然違う。しかし、ここで予想外の大きな収穫がある。それは、西側の雄大な日高山脈の展望だ。南北に広がる長大な日高山脈が圧倒的なボリュームで迫っている。あいにく案内板もなく、地図の持ち合わせもないので、山座同定ができない。盟主の幌尻岳はどれなのだろうか。
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道東道十勝平原SAからの日高山脈の展望
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十勝清水インターからは国道274号線で日勝峠を越える。結構交通量は多いが、登坂車線区間が長いので、大型車や遅い車を抜きながら先を急ぐ。北海道の道路全般にいえることだが、一般道とはいえ流れのペースが速いので運転には気を遣う。このルートではよくRALLY JAPAN参加の競技車両を見かける。それなりのチームはキャリアカーにラリーカーを乗せサポートの車両を随行させているが、自走のプライベーターも多い。全国のラリー好きが十勝に集まったのだろう。この時間に同じ方向を目指しているのは、苫小牧港から大洗行きや名古屋行きのフェリーに乗ったり、小樽港から舞鶴や敦賀行きに乗るのだろうか。
道路は順調だったが、苫小牧港フェリーターミナルに着いたのは、出航2時間前の16時半を過ぎていた。急いで受付を済ませ車を移動するが、船室の空室はあるが車両(自家用車)には空きがないようだ。17時には乗用車乗船開始のアナウンスが始まったので、フェリーターミナルの送迎デッキに出る時間がなかった。夕陽に照らされた三隻のフェリー並ぶ光景を見ることができなかったのが少し残念だ。乗船アナウンス後は車両誘導の係員がいなくなってしまったので、後から車を移動してくる人がどこに車を停めていいかわからず、乗船車両駐車場が混乱してしまった。
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「さんふらわー さっぽろ」と乗船用駐車場
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「いしかり」と「さんふらわー さっぽろ」(右)
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乗船アナウンス後は車両誘導の係員がいなくなってしまったので、後から車を移動してくる人がどこに車を停めていいかわからず、乗船車両駐車場が混乱してしまった。
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「さんふらわー さっぽろ」への乗船は車と同乗者が別々なので、妻とは部屋で待ち合わせをする。しかし、車の乗船は順調で、17時半に始まる同乗者の乗船をだいぶ待つことになった。
この商船三井フェリーの「さんふらわー さっぽろ」は、昨年利用した「ぱるな」と同じ船で、今年1月のドッグ入りの際船体の塗装変更と一部リニューアルが行われたようだ。今回も前回と同じく特等洋室を利用するが、昨年の部屋とは違いベッドは狭い同じ幅の物が二台並んでいる。設備は十分で行きに利用した「きそ」の一等和洋室より豪華だが、ここの椅子とテーブルのセットより「きそ」の小上がりの方が使いやすい。「きそ」の一等和洋室の設備は充実していたので、違いは浴槽があるかないかだけだ。 |
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太平洋フェリー「いしかり」
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夕食のバイキングは1600円で「きそ」より200円安く地味だが、「きそ」にはなかった刺身などもあってなかなか充実した内容だ。
食事の後船内を探検したが、記憶がはっきりしないが内装も綺麗になっているような気がする。それと、昨年ほど混雑していないので気持ちがいい。時期的なせいかパブリックスペースに人はあふれていないが、やはり太平洋フェリーとは客層はだいぶ違うようだ。
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(10/4 曇)
昨年は台風18号とすれ違い一晩中大揺れでひどい目にあったが、今年は穏やかだ。行きと「きそ」の時と同じく、6時に起床して大浴場に行く。浴室はそんなに混んでいなく、それなりの広さで快適な展望風呂だ。しかし、「きそ」と比べると見劣りしてしまうのは仕方ないだろう。
風呂から帰り、妻とレストランに行く。昨年は船酔いのため朝食はとっていないので、商船三井フェリーの朝食バイキングは初めてだ。太平洋フェリーより100円安い1000円の内容まずまずで、限られたメニューの昼食より楽しめる。その後部屋に戻ると、少し気分が悪いので、酔い止めを飲みベッドに横になる。疲れのせいか体調が悪いせいか、少し船酔い気味のようだ。
そんなわけでデッキに出て大洗港が近づいてくるのを見ることなく、車載デッキへ降りていく。下船は昨年と同じく同乗者も一緒なのはありがたい。フェリーターミナル付近にある案内板によると、大洗市街を西に大きく迂回して、国道51号線にでるようになっている。その交差点は、昨年は間違えて鹿島方面に向かってしまった所だ。
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苫小牧行き「さんふらわー つくば」とすれ違う
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北関東道水戸大洗ICより高速道路に
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大洗到着が定刻だったので、都心の渋滞はそんなにひどくはないようだが、カーナビによると6号線の駒形あたりから都心環状線の竹橋にかけて渋滞となっている。箱崎通過を避けるため、小管ジャンクションから川口方面に戻り、王子線、5号線経由のルートをとる。この選択が幸いして、渋滞に合うことなく帰ることができた。2度目のRALLY JAPAN観戦は、長いようで(時間、距離とも)短かかった北海道だった。
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(10/3) 十勝エコロジーパーク 10:01 881q(39,855)
ビジターセンター 10:04〜10:13 882q(39,856)
GS(帯広市) 10:31〜10:46 893q(39,867)
帯広駅駐車場 10:54〜12:38 895q(39,869)
帯広広尾道帯広川西IC 12:54 905q(39,879)
道東道十勝平原SA 13:09〜13:16 928q(39,902)
道東道十勝清水IC 13:25 943q(39,917)
道の駅「樹海ロード日高」 14:28〜14:45 995q(39,969)
道東道夕張IC 15:34 1,047q(40,021)
道央道苫小牧東IC 16:11 1,106q(40,080)
ローソン苫小牧沼ノ端北栄店 16:18〜16:21 1,111q(40,085)
苫小牧港フェリーターミナル 16:35 1,120q(40,094)
本日の燃費 11.9q/g
走行時間 4時間20分
走行距離 239q
平均速度 56q/時間
苫小牧港 18:45 → 大洗港 13:30(10/4)
商船三井フェリー「さんふらわー さっぽろ」
(10/4) 大洗港フェリーターミナル 13:48 1,120q(40,094)
北関東道水戸大洗IC 14:02 1,130q(40,104)
常磐道三郷料金所 14:49 1,220q(40,194)
中央道三鷹料金所 15:30 1,274q(40,248)
中央道国立府中IC 15:38 1,287q(40,261)
スシロー日野バイパス店 15:45〜16:37 1,290q(40,264)
セブンイレブン(堀之内) 16:50〜17:01 1,296q(40,270)
GS(堀之内) 17:04〜17:08 1,296q(40,270)
自宅 17:18着 1,298q(40,272)
本日の燃費 11.5q/g
走行時間 2時間31分
走行距離 177q
平均速度 71q/時間 |