RALLY JAPAN 2008 観戦(2008.10.28〜11.4)
その1/3

仙台港からフェリーで札幌へ、セレモニアルスタート

2008年10月28日〜30日

ルート
10/28(火) (晴)
 自宅〜永福IC(首都高・東北道)福島松川SAスマートIC〜仙台空港〜仙台港フェリーターミナル
 〜太平
洋フェリー
10/29(水) (晴のち曇)
 苫小牧港フェリーターミナル〜沼ノ端西IC(日高道・道央道)札幌南IC〜札幌〜定山渓温泉
10/30(木) (晴のち曇)
 定山渓温泉〜札幌  
宿泊
 太平洋フェリー「きそ」(10/28)、定山渓ホテル(10/29)、札幌パークホテル(10/30)
同行者
 妻

(10/28 晴)

 5年目のRALLY JAPANは、開催場所が帯広(十勝管内)から札幌(道央圏内)に変更になった。道外からのアクセスが良く、宿泊施設が整備された地域で開催することで、集客力の増加を狙ったものだ。そうしたわけで、昨年のように飛行機とレンタカーで観戦するのが合理的だが、やはり自分の車で北海道を走ってみたくて、一昨年までと同じようにGOLFを仙台からフェリーに積んで出かける。宿泊施設は豊富な地区なのでホテルはなんの問題もなく確保できたが、ノーマルタイヤなので行きと路面の凍結の心配がある。昨年の陸別などでは凍結の心配はなかったが、今回の開催は昨年よりもさらに遅い。
 首都高の中央環状新宿線開通により、東北道へのアクセスが格段に便利になった。熊野町ジャンクションでの事故の復旧が間に合って良かった。高速通行料金節約のため永福から首都高に乗り、福島松川SAのスマートICで東北道を降りる。東北道は宇都宮を過ぎると周りの山々が少しずつ色付いてくる。
 福島からの国道はそれなりに交通量は多いが、まだ乗船の時間に余裕があったので、通り道なので途中の仙台空港に立ち寄る。典型的な小規模な地方空港だが、ターミナルビルはまだ新しく、アクセス鉄道が仙台駅と結んでいる。しかし、展望デッキが屋内なので、滑走路や飛行機はガラス越しでよく見えない。
 フェリーターミナルには4時半に到着したが、乗り場に並ぶ乗用車はまだ3台だ。乗船受付は5時半からで、今日は乗客、乗用車とも少ないようだ。高騰している燃料節約のため運行時間が変わり、出港は20分繰り上がり、到着は15分遅くなった。

仙台空港
太平洋フェリー「きそ」

 乗船は自動車と同乗者は別々で、車両の乗船は6時から始まった。先頭の方なので乗船はスムーズで、切り返やバックすることなく、ゆったり止めることができた。
 フェリー「きそ」は3度目の乗船で、同じく一等和洋室を利用する。まだ新しいこの船は非常に快適で、部屋の設備はビジネスホテル以上で、船内の設備も申し分ない。今回は乗客も少なく、ロビーやラウンジが空いているので快適だ。

「きそ」・車載デッキ(29日に撮影)
「きそ」・一等和洋室

 出港風景も見たかったが、お腹が空いていたのでバイキング形式の夕食に向かう。夕食バイキングは200円アップ、生ビールは50円アップ、燃料費高騰の折運賃アップは仕方がないが、この値上げは納得いかない。それはともかく、おなかを満たし大満足で、早めにベットに潜り込む。明日はいよいよ北海道だ。新生RALLY JAPANはどうなることだろう。

(10/29 晴のち曇)

 いつものように早起きをして大浴場に向かう。部屋にはシャワーブースがあるが、大浴場は気持ちがいい。そのあと、レストランで朝食とする。朝食は時間が集中し混雑する傾向があるが、今日はそんなに混雑していない。バイキング式の朝食も100円値上げとなっていた。朝食の内容には割高感があるが、レストランでのんびり食事ができるのはありがたい。
 前回までは到着までの時間をデッキで過ごしたが、10月末の北海道となるとさすがに寒く、長い時間はたっていられない。のんびり部屋で到着の時間を待つ。
 下船は同乗者は別に旅客タラップから降りるので、妻とはフェリーターミナルの前で待ち合わせる。4度目のことなのでこの辺の状況は分かっているが、混雑時に初めてだととまどってしまうかもしれない。今回は、乗用車の台数が少ないせいか、早めに積み込まれたのに下船も順調だった。

「きそ」のデッキから苫小牧港を眺める
苫小牧フェリーターミナルにて(背後は「きそ」)

 そのまま高速道路を利用して札幌に急ぐ。大通公園の地下駐車場に車を止め、最初の目的の「味の三平」に向かう。ちょうどお昼時になってしまい、中はいっぱいで表に数名が並んでいる。ここの味噌ラーメンは、個性的で私も妻も昔から大好きだ。

味の三平
味噌ラーメン

 今回は鉄道の撮影も考えていたので、事前にチェックしておいた苗穂駅近くのポイントに移動する。駐車場が付近にないようなので、地下鉄とJRを使う。駅から近い有名ポイントだが、なるほど手軽に鉄道写真を撮ることができる。先客が一人いたが、トワイライトエクスプレス編成の写真を撮り、引き上げていった。トラフィックも多く、車両の種類も豊富なので退屈しない。日が傾いてきて、気温も下がってきて寒いので、一時間半ほどでそこを後にする。

千歳線上り、トワイライト・エクスプレス編成
千歳線下り、キハ283系気動車

 大通公園地下の駐車場に戻り、今日の宿泊地の定山渓温泉に向かう。途中のガソリンスタンドで給油するが、値段は東京とあまり変わらないようだ。札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉だが、市の中心部から30qあまりあり、かなり山奥に来た感じだ。奧に見える山々は雪で覆われ、中山峠はアイスバーン状態だという。数日前に雪が降ったようで、ノーマルタイヤなので凍結が心配になるが、これから気温は上がるそうなので峠以外は大丈夫だろう。

定山渓ホテル(30日撮影)
ホテルの部屋からの眺め

 定山渓温泉は古くからの温泉街で、豊平川に巨大な温泉旅館(ホテル)が並ぶ。シーズンオフのせいか、温泉街は静かだ。定山渓ホテルは少し古いホテルだが、バイキングもおいしく、温泉も快適だ。しかし、快適さでは、昨年泊まった十勝川温泉の笹井ホテルの方がずっと上だ。
 明日から、いよいよ新生RALLY JAPANが始まる。明日はセレモニアル・スタートだけだが、札幌ドームで行われるので楽しみだ。隣接するサービスパークはどうなっているのだろう。また、セレモニアル・スタート前のラリーショーはどう行われるのだろうか。期待と不安でいっぱいだ。

(10/30 晴のち曇)

 札幌ドームで行われるラリーショーとセレモニアル・スタートは午後5時からなので、のんびり出発して、昨日のポイントでもう一度鉄道撮影をする。カーナビの情報で苗穂駅近くの駐車場に向かうが、少し遅い通勤ラッシュで道路は混雑している。これだけの人口を抱える大都市なので、道路が渋滞するのは仕方がない。
 事前に調べてないのでカーナビの情報で駐車場を探したが、苗穂駅まで結構距離があった。駅近くにもコインパーキングがあり、そこにすれば良かったと後悔した。昨日よりはコンディションはいいが、なかなか日差しが差してくれない。2時間ほど撮影し、目当ての「北斗星」を見送り、車に戻る。

函館本線上り、キハ181系気動車
千歳線下り、寝台特急「北斗星」

 少し買い物もあったので、近くのジャスコに立ち寄り昼食を済ませる。新しいジャスコはどこも規模が大きいが、このジャスコは近くの駅までシャトルバスを運行している。そういえば一昨年利用した苫小牧のジャスコもシャトルバスを運行していた。利用者には非常に便利だが、東京近辺ではこうしたサービスを私は知らない。
 今日泊まるホテルはチェックインが午後1時と早いので、チェックインを済ませて駐車場に車を止め、地下鉄で札幌ドームに移動する。地下鉄豊住駅から札幌ドームまでは歩いて10分ほどで、非常に便利な場所だ。ラリー観戦と思われる人もいるが、思っていたほどの観客ではない。
 サービスパークは札幌ドーム南側の駐車場のスペースに設置されている。一通りサービスパーク内を見て歩くが、一番お目当ては日本初参戦になるスズキのブースだ。スバルのブースなどと比べるとずっと規模が小さく地味だが、ブース前に並べられた二台のSX-4を見ると、とうとうスズキがやってくれたんだなと思う。また、WRカーを目の前にすると、いよいよ明日からラリーが始まるんだなと興奮してくる。
 セレモニアル・スタート、フィニッシュ会場、スーパーSS、サービスパークが一箇所に集中し、こんな便利な場所に設けられたのは非常にありがたいが、昨年の帯広まであった地元の食料品などのブースが何も無い。外で食料を変えるのは、ローソンの臨時売店だけだ。これは多分、東京ドーム内の売店との関係なのだろうが、この点が非常に寂しくてならない。開催場所が変わることによって、RALLY JAPANのスタイルは大きく変わってしまったようだ。

 
セレモニアルスタートが行われる札幌ドーム 日本初登場のスズキSX-4WRC

 札幌ドーム内には入れるが、会場の観客席オープンは4時からだ。3時半前から入場ゲート前に行列ができはじめるが、広大な観客席なので、場所を選ばなければ並ぶ必要はない。しかし、お目当てのスタート台横を目指す人は、並んで走らなければならない。コース上にはラリーカーが全て並び、迫力ある光景だ。この辺の演出は大成功だ。
 すぐにラリーショーが始まり、ドライバーのサインを求める人はお目当てのラリーカーの前に並ぶ。そして、会場奧(外野側)からドライバーが現れる。ローブ、ペター、ミッコなどスタードライバーの登場だ。何人かのドライバーにインタビューが行われ、アストロビジョンにその姿が写される。昨年までは帯広駅前通で行われていたので、人でごった返して会場の状況が分からなかった。しかし、こうして観客席から全てを見渡すことができるので、札幌ドームに会場を移したのは正解だろう。

開場された札幌ドーム内にはラリーカーが並んでいる ドームグランド内でラリーショーが始まる

 7時過ぎからセレモニアル・スタートが始まり、予定通り7時半に最初のラリーカーがスタート台に上がった。セレモニアルスタートの順番は、最終番号の車両からスタートし、PWRCエントリー車両が続き、最後がWRカーとなる。WRカーはドライバーランキングの下位からスタートし、最後がポイントリーダーのローブだ。スタートの様子を観客席から見ることができるのはありがたいが、昨年までのようにスタートしたラリーカーを目の前で見送る方が盛り上がるのではないかと思う。

PWRCの最後は日本の新井敏弘 日本初登場のSUZUKI SX-4のガルデマイスター
スタートして目の前を通り過ぎるペター 最後は、ポイントリーダーのローブ

 ローブが会場から見えなくなり、セレモニアル・スタートは終了、札幌ドームを後にする。札幌ドームもホテルも地下鉄の駅から近いので帰るのは楽だ。すすきの周辺で一杯やりたい所だが、無駄なお金は使えない。
 明日の林道観戦は午後のSS6ユーパロだけだが、リエゾン区間でラリーカーを見たいので早めに出発しなければならない。しかし、初日の札幌スタートは8時と遅いので、そんな早起きしなくてすむ。しかし、4年間観戦した十勝ではないので、見やすいリエゾンポイントがよく分からない。事前に調べておいた、岩見沢ラリーパークに向かう予定だ。



(10/28)   自宅             9:04         000q(22,067)

      首都高永福IC       10:15         027q(22,094)
      東北道浦和料金所      10:42         063q(22,130)
      東北道蓮田SA       10:50〜11:07   076q(22,143)
      東北道福島松川PAスマートIC 13:12         305q(22,372)
      仙台空港          15:10〜16:00   391q(22,458)
      仙台港フェリーターミナル  16:31         412q(22,479)

   本日の燃費    13.7q/g
      走行時間  6時間30分
      走行距離  412q
      平均速度  63q/時間

      仙台港 19:40 →苫小牧港 11:00(10/29) 太平洋フェリー「きそ」

(10/29)   苫小牧港フェリーターミナル 11:12         413q(22,480)
      日高道沼ノ端西IC     11:29         423q(22,490)
      道央道苫小牧東IC     11:32         427q(22,494)
      道央道札幌南IC      11:54         467q(22,534)
      札幌大通地下駐車場     12:21〜15:56   480q(22,547)
      GS(札幌市南区)     16:21〜16:30   492q(22,559)
      定山渓ホテル        16:58         512q(22,579)

   本日の走行距離  90q

(10/30)   定山渓ホテル         8:08         512q(22,579)
      駐車場(北二条東8)     9:00〜11:38   541q(22,608)
      ジャスコ札幌苗穂店     11:48〜13:00   545q(22,612)
      札幌パークホテル      13:17         552q(22,619)

   本日の走行距離  40q
     




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