RALLY JAPAN 2008 観戦(2008.10.28〜11.4)
その2/3

Day 1 & Day 2

2008年10月31日〜11月1日

ルート
10/31(土) (晴のち雨)
  札幌〜札幌IC(道央道)岩見沢IC〜岩見沢〜追分〜夕張〜夕張IC(道東道)千歳東IC〜千歳
11/1(日) (晴)
  千歳〜イメル〜札幌
宿泊
 ホテルルートイン千歳駅前(10/31)、京王プラザホテル札幌(11/1)
同行者
 妻

(10/31 晴のち雨)

 Day1の今日は、SS1に向かうラリーカーを岩見沢のリエゾン区間で見送り、林道はSS6ユーパロ(夕張林道)で観戦する。札幌ドームのサービスパークを最初のラリーカーが出発するのは午前8時なので、ゆっくり出発することができる。
 ラリーカーはいつリタイアするかわからないので、全車両が揃っている、SS1に向かうタイミングで狙うことにしている。そのせいで、2005年はヒルボネンのファビアを見ることができなかった。

 今回から開催場所が変わってしまったので、リエゾンについても全く知識がない。とりあえず、場所は岩見沢ラリーパーク近くの道道38号線を予定して、道央道を利用して岩見沢に向かう。岩見沢ラリーパークは、今シーズンの営業が終わった北海道グリーンランドの駐車場を開放したものだ。
 札幌市内は多少車が多かったが、道央道は順調で、ラリーパークは岩見沢インターから近かった。広大な駐車場だが、がらがらで車は10台も止まっていない。売店のテントがぽつんと一つあるだけで、トイレはグリーンランドのを使用できるようになっている。
札幌パークホテル

 ルートマップによるとラリーカーの通過は少し先の道道38号線になっているが、ラリーパークの前の道路に陣取って応援の準備をしているファンが何組かいる。どうしたのか聞いてみると、通過する道路がこの前の道路に変わったということだ。なるほど、その方が合理的だが、この情報は出発前には知ることができなかった。携帯の公式サイトがなので、直前の情報をつかむ手だてはない。道央初開催で何かとどたばたするのは仕方がないが、情報が少なすぎる。
 道路脇に陣取って、間もなく0カーが通過。まず、ポイントリーダーのローブがドライブするC4が現れる。そのあと、ランキング順にWRカーが12台続き、その後にPWRCエントリーの車が続く。ラリーカー通過の時間になるとギャラリーは増えたが、それでも20〜30人といった所で、足寄ラリーパークの賑わいとは全然違うのが寂しい。

ガルデマイスター と アンダーソン の SUZUKI SX-4
PWRCエントリーの車が続く

 PWRCエントリーのラリーカーを見送り、岩見沢ラリーパークを後にする。夕張林道(ユーパロ)観戦まで少し時間があるので、石勝線の東追分−川端駅間で鉄道撮影をする。他の場所でリエゾン観戦という選択肢もあったが、良い場所が見つからなかったので鉄道撮影にした。
 道路が石勝線をオーバーパスする場所で、先客が一人いたのですぐに分かった。しかし、情報にはなかった金網のフェンスが張られている。このフェンスはかわすことができないので、金網越しの撮影となる。1時間の間に、特急3本と普通1本を撮ることができた。この区間は石勝線と言っても新線として建設された区間ではなく、従来は夕張線だった区間だ。大学生の時初めて北海道を旅行し、その時石勝線が開通したばかりだったので、印象に深い。

上り、スーパーおおぞら4号
下り、普通列車、新夕張行き

 石勝線の撮影を済ませ、夕張の観戦エリアに移動を始める。かつて走ったことのある夕張川沿いの国道を走り、夕張市内にはいり、夕張市内のコンビニで食料を調達する。観戦エリアは夕張駅に隣接するマウント・レースイ・スキー場近くに設けられていて、スキー場の駐車場(有料)を利用する。

 午前中の観戦者の退場を待って、駐車エリアへの誘導が始まる。お腹をすりそうな林道の急坂を登り、林道沿いのスペースに車を止める。早めに到着したおかげで林道上部の方に車を止めることができたため、そんなに長い上り坂を歩かずにすんだ。最後の方だと下のスキー場の駐車場に車を止めなければならないが、そうすると、かなりの距離を歩かなければならない。しかし、かなりの急坂を急いだので、息が切れて足が痛い。
 心配していたとおり、肝心の観戦エリアがよくない。林道を見下ろす崖の上に観戦エリアが設けられているが、転落防止(?)用のボードが見下ろす視界を塞いでいる。おまけにコースが曲がりくねっているので、カーブとカーブの間しか見ることができない。
ユーパロ(SS6)、観戦ポイント

 何とかロープ際の場所を確保できたので何とか観戦ができたが、後ろからは競技車両を見ることができない。観戦エリア入り口のスペースが、が唯一ギャラリーを多く収用できそうな場所だ。
 SSのスタートとラリーの進行状況がアナウンスされているので、進行状況がわかってありがたい。しかし、次回もこのままの観戦エリアなら、この場所に来ることはないだろう。
 今年初めてのSS観戦、WRカーの音と姿を見るとやはり興奮してくる。ラリーカーを見ることができる時間が短いのが残念だ。肝心の競技自体はトラブル発生で、F.デュバルのフォーカスが観戦エリアを通過した後でコースオフし、その段階で競技が中断となった。コ・ドライバーの負傷搬出により結局このステージは中止となり、競技走行を見られたのはWRカーだけだった。その後のラリーカーは、事故処理終了後、リエゾンスピードで通過となった。

最初のラリーカー、S.ローブの C4 WRC
この後事故を起こした、F.デュバルの FORCUS WRC08

 PWRCエントリーの車の通過を見送り、観戦エリアを後にする。この時期になると北海道の日没は早く、まわりはだんだん薄暗くなってくる。日中は青空が見えたが、一面雲に追われ、そのせいでさらに暗く感じる。
 駐車スペースから帰路も、お腹をすらないように慎重に林道を下る。国道を走り始めて頃から雨がぱらつき、そのうち本降りの雨になる。今日のホテルは千歳市内なので、夕張ICから千歳東ICまで道東道を使って向かう。うっかりETC通勤割引のことを忘れてしまい、間一髪インターを出る時間に間に合わなかった。ちょうど通勤時間帯のせいか、高速を降りて千歳市内に向かう道路は混雑していた。
 千歳市内で食事を済ませ、ホテルにチェックインする。千歳駅から近い、まだ新しいビジネスホテルで、快適なホテルだ。このホテルは大浴場があり、早めに入浴したので一人でのんびり入浴できた。部屋のユニットバスはあるが、やはり大きな浴槽の方が気持ちがいい。先に食事は済ませてあるので、早めにベッドに潜り込む。
 明日の観戦は新千歳特設コース(イメル)だ。午前中のSS11を予定しているが、午後のことは決めていない。そのままイメルに居座るか、どこかリエゾンでラリーカーを狙うかのどちらだ。イメルは千歳市内から近い場所で便利だが、駐車場の方がどうなっているか心配だ。明日は土曜日で札幌に近い会場なので、混雑が気になる。余裕を持って早めに出かけるとしよう。


(11/1 晴)

 Day2の観戦は、新千歳空港近くのダートコースとオフロードコースをつないで造られた、イメル(IMERU)というショートコースだ。昨年までの陸別のコースに当たり、二台走行ではないがスーパーSSに近い性格のコースだ。陸別と同じく会場の入れ替えはないので、二度競技を楽しむことができる。

 素晴らしい晴天の中、イメルの駐車場に向けて出発する。公式HP等によると会場内に一般駐車場が設けられるようになっていて、案内表示までしっかり出ていたが、会場入口には誘導員がいて入れないようになっている。先ほど見かけた入場待ちの行列を思い出し、そちらの最後尾に並ぶ。会場内の駐車場は関係者だけのようで、一般車両は隣接する千歳市側の空き地が駐車場だった。
 また、駐車場から会場までの案内が全く出ていないので、自分の感と周りの人を見ながら会場まで移動する。このあたりの段取りが全くしっかりしていない。初めての場所でのイベントとはいえ、多くの観客を集めるイベントなので、案内板などの誘導はわかりやすくしなければならない。会場内での案内板も最初は気がつかず、最初に目に付いたオフロードコース場のエリアに向かう。
広大なイメル駐車場(夕方撮影)

 オフロードコース場は観戦場所としてきちんと整備されているのではなく、コース沿いに土手が盛られ、その上から観戦することになる。盛り土の上なので足場が悪く、後ろからの観戦は難しい。まだ場所は空いているのでフィニッシュ付近を探し、フィニッシュのすぐ手前に場所を確保する。最終カーブの先なのでラリーカーが見える時間は長くはなく、突然カーブからラリーカーが現れる場所だ。

オフロードコース側の売店
観戦場所は、フィニッシュ手前のコース際

 ダートコ−スからやってきたラリーカーは、オフロードサーキットに入り、爆音が聞こえてくる。だんだんラリーカーの音が近づいて、突然カーブからラリーカーが現れる。カーブを立ち上がりゴールに向けてスピードを上げていく。この場所は、目の前をラリーカーが通過するので迫力満点だ。

J−M・ラトバラ の FORD FOCUS RS WRC08 
C・アトキンソン の SUBARU IMPREZA WRC2008

 いつものようにPWRCエントリーの車を見送って、売店で軽くお腹を満たす。その後、ダートコースエリアへの案内板を見つけたので、そちらに場所を移動する。ダートコースではまだSS11の終わりの方のラリーカーが走っていた。
 SS11が終わり観戦者の移動が始まったので、空いた場所を見つけコース際に場所を確保する。午後はIMERUのこのエリアで観戦することに決めた。午後のSS155まで3時間以上の時間があるが、売店などを覗き食事などをとってると結構時間はつぶせる。こちらがメイン会場で、会場アナウンスがありショップも並んでいるが、車両の展示などはなく、陸別ほどの賑わいはない。

出展エリアには、食べ物のショップが並ぶ
スズキ、スバルのショップもあり、旗などを配っている

 オフロードコースの三辺に造られた観戦エリアはコース全体を見渡すことができるが、アルプス席などはないので早めに最前列を確保する必要がある。スタートからラリーカーを見ている時間が長く、楽しめる観戦エリアだが、収容人数が少ないのが残念だ。私の確保した場所は、コーナーの立ち上がりで、目の前をラリーカーが通過するので迫力満点だ。

観戦場所からスタート方面を見る
こんな感じのコーナーの立ち上がり

 オフィシャルカーの走行が終わり、いよいよWRカーがスタートする。観戦場所からは、スタンバイからスタートを見ることができる(望遠レンズで)。オフロードコース内の走行を長く見ることができるので、非常に楽しい。そして、コーナーをパワーでドリフトさせながら走る姿は迫力がある。また、コーナーの曲が方がドライバーごとに違うのが手に取るように分かる。この観戦場所は、次回も是非訪れたい場所だ。

スタートする S・ローブの CITROEN C4 WRC
C4 WRC は一度会場から姿を消しまた現れる
会場中央を走る P-G.アンダーソンの SUZUKI SX4 WRC
コーナーを曲がるM・ウィルソンの FORD FOCUS WRC

 会場を後にして、今日の宿のある札幌市内中心部に向かう。高速道路代をケチって国道で札幌に向かったが、国道36号線が所々でひどく渋滞している。北広島から羊ヶ丘通りに入ったが、こちらもかなり渋滞していた。仕方なく、札幌ドームの先で再び国道36号線に戻った。三連休初日の夕方なので、この渋滞は仕方ないだろう。こうした渋滞は東京と変わらないので、非常にストレスがたまる。
 いつもの京王プラザホテル札幌にチェックインして、札幌駅周辺で食事をとる。せっかく北海道に来たので、サッポロ生ビールをいっぱいやる。北海道は食べ物もビールもおいしい。
 RALLY JAPAN二日目は、イメルでのSS15が楽しめて大満足だ。昨日の夕張でのストレスが吹っ飛んだ感じだ。明日の観戦は、札幌ドームでのスーパーSSと、セレモニアル・フィニッシュだ。主催者側が賭けているドーム内でのスーパーSSだが、果たしてどんなものだろうか。期待半分、不安半分だ。



(10/31)   札幌パークホテル        7:17         552q(22,619)

      道央道札幌IC         7:40         561q(22,628)
      道央道岩見沢IC        7:58         593q(22,660)
      北海道グリーンランド      8:04〜9:55    596q(22,663)
      石勝線・追分−川端間     10:42〜11:35   637q(22,704)
      セイコーマート夕張南清水沢店 12:01〜12:10   661q(22,728)
      ユーパロ駐車場入口      12:25         671q(22,738)
      ユーパロ駐車場        13:02         672q(22,739)

      SS6= Yuparo 2 観戦

      ユーパロ駐車場        16:11         672q(22,739)
      道東道夕張IC        16:38         692q(22,759)
      道東道千歳東IC       16:59         722q(22,789)
      かつや千歳店         17:18〜17:53   733q(22,800)
      ホテルルートイン千歳駅前   17:59         733q(22,800)

      本日の走行距離  181q

(11/1)   ホテルルートイン千歳駅前    6:46         733q(22,800)
      イメル駐車場          7:19         744q(22,811)

      SS11 Imeru 1 観戦
      SS15 Imeru 2 観戦

      イメル駐車場         15:32         744q(22,811)
      京王プラザホテル札幌     17:35         795q(22,862)

      本日の走行距離  62q
     




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