大人の休日倶楽部パス・JR乗りつぶしの旅
JR東日本線(奥羽本線、北上線、仙石線、石巻線、陸羽東線、左沢線、仙山線)乗車
2022.11.30~12.2

その2/3
北上線、仙石線、石巻線、陸羽東線乗車
2022.12.1


 ルート  12/1 (木)
  横手~北上~仙台/あおば通~石巻~女川~小牛田~鳴子温泉
 宿 泊  鳴子温泉 ますや (大崎市 / 12/1)


12/1(木) 雨(横手)のち曇(鳴子温泉)

 旅行二日目は、横手から北上まで北上線に乗車後、仙台まで東北新幹線で移動する。あおば通まで歩いて仙石線全区間に乗車して、石巻で石巻線に乗り換えて女川まで行く。折り返し石巻線に小牛田まで乗車、陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉に向かう。そして、今日は鳴子温泉に宿泊する。
 ホテルの朝食が6:30からだったので、ゆっくり朝食を食べて出発した。外は雨が降っていて、小雨とはいえ傘無しでは歩くことができない。平日の朝なのに、列車の時間の関係か横手駅は人はまばらだ。北上線のホームに降りると、隣の奥羽本線のホームに湯沢行きの普通電車が止まっていた。この時間に上りはないはずだと思ったが、7:30発の電車が遅れているようだ。

 横手駅 / JR東日本・奥羽本線/北上線(秋田県横手市)

 乗車する北上行き728Dは横手7:23到着の723Dの折り返しだと思っていたが、7:30を過ぎているのにまだ入線していない。折り返し運用ではなく別の車両が回送で入線するのかなと思っていると、構内アナウンスがあった。やはり折り返し運用となる723Dが障害物撤去のため遅れているということだ。隣の相野々を23分遅れで発車したということだ。湯沢行きの普通電車は723Dと連絡しているので、この到着と乗り換えを待って出発すると案内があった。

 JR東日本/北上線 普通 728D 横手 7:52 (定刻7:43) → 北上 9:07 (定刻9:05)

 北上線 普通 728D 横手発、北上行き

 JR東日本キハ100形気動車0番台
 100-40(一ノ関運輸区)


 723Dは23分遅れの7:46に到着したが、それほど乗客は乗っていなかった。車両は小型のキハ100形一両で、6つしかないボックス席のひとつに座った。乗客は5人だけで、私以外は地元の人のようだ。そして、728Dは9分遅れの7:52に出発した。

 北上線は、岩手県北上市にある北上駅と秋田県横手市にある横手駅を結ぶJR東日本の地方交通線。路線距離は61.1 kmで、全線非電化で単線だ。JR東日本が2022年7月に公表した、2019年度に輸送密度2,000人未満だった35路線66区間のなかに全区間が含まれている。対象区間の内訳は、北上-ほっとゆだ(435人)、ほっとゆだ-横手(132人)となっている。
 かつては優等列車も運転されていたが、現在は地域輸送が需要の中心となっている。横手から仙台、東京方面に行くのには、北上線経由より大曲から秋田新幹線を利用する方が便利で所要時間も短い。かなり遠回りとなるので料金は高くなるが、北上線の運行本数を考えるとビジネス客などは大曲経由を利用しているのではないだろうか。
 横手の市街地を過ぎると山の中に入っていき、降っていた雨は雪に変わった。県境に向け標高を上げているようだが、たいした勾配ではない。途中駅のホームはうっすら白くなっているが、乗降する人はいない。
 岩手県に入ると、ゆだ高原、ほっとゆだと停車する。温泉施設が駅舎の中にあることで有名なほっとゆだ駅には7分遅れの8:21に到着。交換のため7分間の停車時間が設定されていたが、遅れを取り戻すため3分間の停車で発車した。交換した727Dはキハ100形2両編成だったが、車内の乗客は多くはなかった。ここでは5人の乗車があった。

小松川駅停車 / 8:04(定刻 7:56~57) ほっとゆだ駅停車 / 8:21~24(定刻 8:14~21)

 ほっとゆだを発車すると間もなく第2和賀川橋梁を渡り、左手に和賀川(錦秋湖)が移る。錦秋湖は湯田ダムによって形成された人造湖だが、この時期は水量があまり多くない。沿線では一番のビューポイントだろうが、雪が降る暗い空の下では水面も背景も映えない。

車窓 / 錦秋湖(ほっとゆだ→ゆだ錦秋湖) ゆだ錦秋湖駅停車 / 8:31(定刻 8:28)

 ゆだ錦秋湖を過ぎると間もなく錦秋湖は見えなくなり、だんだん標高を下げていく。下りきったあたりが横川目で、雪は上がり空は薄日が差すようになった。このあたりから北上市街に入るようで、ここから先はぱらぱら乗車があった。
 藤根は交換可能駅で、平日には北上からの列車の折り返しが1本設定されている。通学、通勤の時間帯の設定だが、藤根-北上間はそれなりの需要があるということのようだ。

藤根駅停車 / 8:55(定刻 8:52~53)

 最後は住宅街の中を走り、終点の北上には2分遅れの9:07に到着した。途中でぱらぱら乗車があったが、思っていたほどの乗客の数ではなかった。朝の時間帯で一両編成かと思ったが、需要の中心と思われる北上よりでは通勤、通学の時間帯を外れているためか。
 北上線に乗ってみて、横手-ほっとゆだ間は人家があまりなく地域輸送の需要は少ないのだろうなと思った。輸送密度が132人というのもうなずけた。ほっとゆだ-北上間は観光客の需要が見込める区間なので、何らかの対策が必要だろう。過去にも何度か散発的に臨時列車が運行されているようだが、今年10月8日にも「秋薫る錦秋湖号」が盛岡-北上-横手間を往復で運行された。その手応えはどうだったのだろうか。

 北上駅 / JR東日本・東北本線/北上線/東北新幹線(岩手県北上市)

 北上から仙台までは東北新幹線を利用する。「大人の休日倶楽部パス」は手軽に新幹線を利用できるのでありがたい。今回は6回の指定席利用回数に余裕があったので、事前に指定席を確保しておいた。「大人の休日倶楽部パス」は全車指定席の「はやぶさ」の盛岡-仙台間については、同区間の途中駅に停車する「はやぶさ」に指定席をとらずに乗車することができる。いわゆる、特定特急券と同様の扱いだ。

 JR東日本/東北新幹線「はやぶさ」108号 北上 9:26 → 仙台 10:21

 東北新幹線「はやぶさ」108号 4108B 盛岡発、東京行き

 JR東日本新幹線E5系電車
 U-34編成(10両/新幹線総合車両センター)


 予想していたとおり「はやぶさ108号」の車内はがらがらだった。指定席をとる必要は無かったが、乗車区間が短くないので指定席をとってないと途中で席を移動する必要が出てくるかもしれない。何度も乗車しているが、E5系はシートピッチが広く座席も快適だ。

 「はやぶさ108号」は仙台までの各駅に停車するので、途中駅でぱらぱら乗車がある。それでも車内はがらがらで、降車する仙台では多くの乗客が乗り込んでいった。「はやぶさ」なので仙台から先には大宮まで停車しない。
 新幹線を降りてから気がついたが、えきネットから「ご予約の新幹線の運行情報について」というメールが来ていた。「ご予約の新幹線に遅れや運休が発生している可能性があります」という内容だったが、通知の対象となっている「はやぶさ108号」は定刻に運行されていて、遅れに関する案内もなかった。JR東日本のホームページで確認すると、白石蔵王-福島間での異音の確認の影響で、仙台-大宮駅間の上下線で一時運転を見合わせたと 9:08の情報が上がっていた。その後すぐに運転再開したようで「はやぶさ108号」には影響はなかったが、えきネットからこうしたメールを受け取るのは初めてだったので少々驚いた。

 仙台駅 / JR東日本・東北本線/仙山線/仙石線/東北新幹線(宮城県仙台市)

 次に乗車するのは仙石線で仙台駅(地下)にも停車するが、起点が隣のあおば通駅なのでそこまで歩く。事前にしっかり調べておいたが、わざわざ仙台駅からあおば通駅に向かう人は少ないようで、案内標識は見当たらない。しかし、途中各所に付近の案内地図があったので、それを確認しながら向かった。あおば通駅は地下駅なので地上からはわからないのがやっかいだ。しかし、地下道に降りると案内標識が出ていて、仙台駅西口を出て5分ほどで到着した。

 あおば通駅 / JR東日本・仙石線(宮城県仙台市)

 仙石線は、宮城県仙台市のあおば通駅から仙台駅を経由し宮城県石巻市の石巻駅を結ぶJR東日本の幹線。あおば通-東塩釜間が複線で、それ以外は単線だ。全線電化されているが、東北地方のJR線では唯一の直流電化路線となってる。もとの起点は仙台(地上駅)だったが、2000年に仙台-陸前原ノ町の地下化と同時にあおば通まで延伸開業した。
 仙石線には昨年三陸地方を旅行した時、仙石東北ラインに仙台から石巻まで乗車したので、高城町-石巻間には乗車したことがある。仙石東北ラインという愛称の路線は、塩釜まで東北本線を走り、その先の接続線を経由して高城町の手前で仙石線に入る。
 仙石線・東北本線接続線は、石巻方面への所要時間短縮のため震災後の復興事業として建設された。仙石線と東北本線の電化方法が違い、かつ付近にデッドセクションを設ける場所がなかったので、接続線は電化されず、仙石東北ラインは新型ハイブリッド気動車で運行されている。

 JR東日本/仙石線 普通 1021S あおば通 10:48 → 石巻 12:14

 仙石線 普通 1021S あおば通発、石巻行き

 JR東日本205系電車3100番台
 M-17編成(4両/仙台車両センター宮城野派出所)


 あおば通発の仙石線の車両は205系3100番台で、山手線や埼京線で運用されていた205系0番台を改造し転入したものだ。転属に伴い四両編成に短縮され、トイレが新たに設置された。

 あおば通を出発した時にロングシートの座席は半分くらい埋まっていたが、仙台で座席は埋まり立っている人も出てきた。陸前原ノ町までが地下区間で、その先はすぐに地上に出る。仙台市街地なので乗降も多いが車内は混雑したままだ。その先、松島海岸で多く乗客が降り、車内は空いてきた。松島を訪れる観光客も多いようだ。
 次の高城町から先が前回乗車した区間だ。あおば通発、高城町行きの電車は、この駅で東北・仙石ラインの石巻行き快速に連絡している。

 石巻駅 / JR東日本・石巻線/仙石線(宮城県石巻市)

 石巻駅では石巻線に乗り換えて女川に向かう。この駅には三陸地方を旅行した1年前に訪れていて、その時には石巻線上り列車に乗車して前谷地に向かった。前谷地からは気仙沼線に乗り換えたので、石巻線の未乗車区間は、小牛田-前谷地、石巻-女川間だ。
 石巻線は、宮城県遠田郡美里町にある小牛田駅と宮城県牡鹿群女川町にある女川駅を結ぶJR東日本の地方交通線。路線距離は44.7kmで、全線非電化で単線だ。JR東日本が2022年7月に公表した、2019年度に輸送密度2,000人未満だった35路線66区間のなかに全区間が含まれている。小牛田-女川間の平均通過人員は1,193人となっている。

 JR東日本/石巻線 普通 1633D 石巻 12:23 → 女川 12:49

 石巻線 普通 1633D 小牛田発、女川行き

 JR東日本キハ111,112形気動車200番台
 111-219+112-219(2両/小牛田運輸区)


 女川行き1633Dはキハ111,112形二両編成で、3番線に入線していた。この列車は小牛田始発で、石巻で10分の停車時間がある。座席は半分近くが埋まっていて、ボックス席に座ることは出来なかった。
 
   

 石巻からしばらくは海は見えないが、沢田を過ぎると右手に万石浦に沿って進むようになる。万石浦は海跡湖ということで海と繋がっていて、海苔や牡蠣の養殖が盛んのようだ。

車窓 / 万石浦(沢田→浦宿) 浦宿駅停車 / 12:45

 浦宿で万石浦と離れ、トンネルを抜けると終点の女川に到着する。途中駅で降りた乗客も多く、女川で下車したのは20人くらいだった。

 女川駅 / JR東日本・石巻線(宮城県牡鹿郡女川町)

 女川駅の駅舎は東日本大震災に伴う津波で流出してしまった。新しい駅舎は約150メートル内陸に移動し、地盤が約7メートルかさ上げされた場所に女川町が復興のシンボルとして建設された。鉄骨3階建ての建物で、駅舎と町営の温浴施設「女川温泉ゆぽっぽ」が合築されている。

   
女川温泉ゆぽっぽ ゆぽっぽ売店でおにぎりを購入

 女川駅から女川湾方面へ向かう通路沿いに商店街「シーパルピア女川」があり昼食をとも考えたが、折り返しまで30分しかないのであきらめた。代わりに、「女川温泉ゆぽっぽ」の売店でおにぎりを購入して、列車内で食べることにした。手作り感満載のおにぎりは結構美味しかった。

 JR東日本/石巻線 普通 1634D 女川 13:21 → 小牛田 14:30
   
 石巻線 普通 1634D 女川発、小牛田行き

 JR東日本キハ111,112形気動車200番台
 112-219+111-219(2両/小牛田運輸区)


 乗車してきた1633Dがそのまま折り返し小牛田行き1634Dになった。乗客は各車両ともに10人くらいで、2人がけのボックスシートに座った。
   

 渡波では高校生がどっと乗り込んできて、車内は賑やかになった。ほとんどが男子だったが、地図で確認すると近くにあるのは宮城県水産高校だった。

   
車窓 / 万石浦(浦宿→沢田) 万石浦駅停車 / 13:33
   
渡波駅停車 / 13:35~36 陸前稲井駅停車 / 13:42

 石巻では多くの乗客が降り、また乗ってくる乗客もいた。ここでは7分間の停車時間が設けられている。仙台からの仙石線に連絡しているようだ。仙石線からの乗り換えと思われる乗客が乗り、車内は女川を出発した時くらいの乗客の数となった。

   
車窓 / 旧北上川(陸前稲井→石巻) 石巻駅停車 / 13:47~54

 石巻から先の沿線は、これまでと違って田園風景が広がる。特徴の無い風景だが、なんとなく東北の田舎を感じる。そして、前谷地までが昨年乗車した区間だ。

   
鹿又駅停車 / 14:03 前谷地駅停車 / 14:12~13

 涌谷では3分間の停車時間があり、下り列車でも交換するのかと思っていると貨物列車がやって来た。DD200牽引のコンテナ貨物だった。

   
涌谷駅停車 / 14:19~22  

 小牛田では陸羽東線に乗り換えて鳴子温泉まで行く。跨線橋を使っての乗り換えとなるので、4分の乗り換え時間では慌ただしい。座れるかは厳しいが、その次の鳴子温泉行きは1時間16分後なのでとりあえず乗るしかない。

 小牛田駅 / JR東日本・東北本線/陸羽東線/石巻線(宮城県遠田郡美里町)
   

 陸羽東線、新庄行き4733Dはキハ110形一両で、発車間際なのでやはり車内は混雑していた。8割方の座席は埋まり立っている人もいたので、無理に座らずドア近くに立ったままで様子を見ることにした。

 JR東日本/陸羽東線 普通 4733D 小牛田 14:34 → 鳴子温泉 15:58
    
 陸羽東線 普通 4733D 小牛田発、新庄行き

 JR東日本キハ110形気動車200番台
 110-237(小牛田運輸区)


 この列車は新幹線と接続している古川で30分間の停車があるので、そこで座れるかもしれないと考えた。
   

 予想したとおり古川駅ではほとんどの乗客が列車を降りたので、2人がけのボックス席に座ることが出来た。30分の停車時間の間に上りと下りの新幹線が到着、発車する。そのため、どちらの新幹線にも(から)乗降できるようになっている。

   
古川駅停車 / 14:45~15:15

 一度車内はがらがらになったが、だんだん乗客が乗車してきた。新幹線からの乗り換えのようで、ほとんどが観光客のようだった。乗客は増え続け、座席は(本当に)満席となり、多くの乗客が立っている状態となった。定員的には問題ないが、どう見ても二両必要な乗客の数だった。
 陸羽東線は、宮城県遠田郡美里町の小牛田駅から山形県新庄市の新庄駅までを結ぶJR東日本の地方交通線。「奥の細道湯けむりライン」の愛称が付けられている。路線距離は94.1kmで、全線単線で非電化。陸羽西線余目駅から本線を介して石巻線女川駅まで、日本海と太平洋を結ぶ路線となっている。かつては両駅を結ぶ直通列車が存在したが、現在は運行が細分化されている。
 JR東日本が2022年7月に公表した、2019年度に輸送密度2,000人未満だった35路線66区間のなかに古川-新庄間が含まれている。対象区間の内訳は、古川-鳴子温泉(949人)、鳴子温泉-最上(79人)、最上-新庄(343人)となっている。

   
岩出山駅停車 / 15:33 池月駅停車 / 15:43

 列車は大崎平野の中を進むが、上野目駅を過ぎたあたりから山が迫ってくる。途中駅でぱらぱら地元客が降りたが、車内はまだ混雑していて立っている人も多い。
 川渡温泉駅で上り列車と交換があったが、そちらは二両編成だった。「奥の細道湯けむりライン」が示すとおり、ここから4駅温泉駅が続く。この4つの温泉駅の名称は1997年に改称されたもので、それまではどの駅にも「温泉」、「湯」の名称は付いていなかった。
 次の鳴子御殿湯駅の近くには東鳴子温泉があり、改称前は東鳴子駅だった。東鳴子温泉駅に改称したほうがスッキリしたように思えるが、鳴子温泉駅と混同しないようにということか。 鳴子御殿湯の名前の由来は、仙台藩藩主専用の風呂(御殿湯)が置かれたためだそうだ。

   
川渡温泉駅停車 / 15:49~50 鳴子御殿湯駅停車 / 15:54

 鳴子温泉駅では多くの乗客が列車を降りた。ほとんどが観光客のようだ。業務委託駅のようだが、職員が切符の回収を行っていた。
 鳴子温泉の玄関口にふさわしい駅舎で、駅舎内には観光案内所の他、小劇場やコミュニティ施設が併設されている。昨日でみどりの窓口が営業を終了した旨張り紙があり、窓口があったと思われる場所にはJR東日本のポスターが貼られていた。今日からは指定席券売機が稼働しているようだ。

 鳴子温泉駅 / JR東日本・陸羽東線(宮城県大崎市)

 ほとんどの乗客は宿の送迎車両に乗り込んだようで、駅前ロータリーは人気も無く静かになった。今日の宿は駅からすぐ近くなので歩いて行く。良い雰囲気の温泉街の中を上っていき、数分で宿に到着した。いかにも温泉地の大型ホテルの構えだが、温泉ホテルらしくて悪くはない。

 今夜の宿の「ますや」は、6年前に大江戸温泉物語によってリニューアルオープンした。現代にあった設備とサービスを導入して、リーズナブルな料金で宿泊できる宿に生まれ変わったということだ。
 サービス面では、布団はあらかじめ敷いてあり 浴衣は自分で選び、荷物は自分でといった、低価格チェーンでは普通のものだ。従業員の方は丁寧で、皆さん感じが良い。バイキングの夕食とお風呂は特別素晴らしいとは思わなかったが、十分に満足できるものだった。全国旅行支援は別に考えても、十分に納得のいく価格設定だ。機会があれば、また利用したいホテルだ。
鳴子温泉 ますや
コンパクト和室6畳 宮城県 地域限定クーポン

 旅行二日目に初乗車となったのは、北上線(全区間)、仙石線(あおば通-高城町)、石巻線(石巻-女川、前谷地-小牛田)、陸羽東線(小牛田-鳴子温泉)で、観光など一切無く一日中列車で移動していた。今夜宿泊する温泉宿が、今回の中で一番旅行らしいひとときだ。
 今日のスタートの北上線では少し遅れが出たが、影響なく予定通り移動することができた。北上線の錦秋湖あたりまでは雪に見舞われたが、それ以降はまずまずの天気だった。明日までが寒さのピークのようで、天気も崩れるようなので心配だ。



移動の記録

(12/1)
横手駅 7:52 → 北上駅 9:07         北上線 普通 728D
(定刻:7:43)  (定刻:9:05)
北上駅 9:26 → 仙台駅 10:21        はやぶさ108号 4108B
あおば通駅 10:48 → 石巻駅 12:14     仙石線 普通 1021S
石巻駅 12:23 → 女川駅 12:49       石巻線 普通 1633D
女川駅 13:21 → 小牛田駅 14:30      石巻線 普通 1634D
小牛田駅 14:34 → 鳴子温泉駅 15:58    陸羽東線 普通 4733D

《鳴子温泉 ますや》泊


大人の休日倶楽部パス・JR乗りつぶしの旅 (その1) のページへ
大人の休日倶楽部パス・JR乗りつぶしの旅 (その3) のページへ



Sony Cyber-shot DSC-RX100M5A



トップへ
戻る


inserted by FC2 system